バストアップ(育乳)

産後・卒乳後にしぼんだ胸はバストアップできる!成功に導く6つの対策を紹介

産後の下垂したバストはもとに戻る?【下垂の原因とバストアップ方法6選】のアイキャッチ

妊娠中や出産期は大きかったバストが、出産・卒乳後に下垂する・しぼんで戻らない・・・といった産後の貧乳を経験をしている女性は以下のように多いようです。

そこで当ページでは産後にバストがしぼむ原因と、しぼんだバストを元に戻す方法を徹底解説します。

垂れた胸を元に戻したい産後の方はもちろん、産後もキレイな胸をキープしたい妊娠中の方は要チェックです!

スポンサーリンク

産後(卒乳後)に胸が垂れる・しぼむ原因

まずはなぜ産後の胸がしぼんだり垂れるのか、以下の原因を知っていきましょう。

  • 乳腺機能の低下
  • 姿勢の悪さ
  • クーパー靭帯の伸び・切れ
  • 女性ホルモンの分泌が低下

卒乳後に綺麗な形のバストを維持するためにも、ぜひ押さえておいてくださいね。

①授乳後の乳腺機能の低下

授乳後に乳腺機能が低下してハリのあった胸が急激に衰えることが、胸が垂れる大きな原因です。

女性の身体は妊娠と同時に赤ちゃんを育てる準備が始まります。
まず母乳をたくさん与えるために、女性ホルモンが増加して乳腺が発達。

母乳を作る準備として、妊娠すると乳房の中に張り巡らせている乳腺が発達します。
乳腺が発達するのは、妊娠で女性ホルモンのエストロゲンが増加するからです。

(出典:日本赤十字社医療センター

授乳中には赤ちゃんの成長促進のためより多くの母乳を作り、乳腺をさらに発達させるので胸も大きくサイズアップするでしょう。

しかし離乳時期(産後約6カ月)が近付くと、女性の身体の中では母乳の生成を抑制していき乳腺機能も低下します。
(出典:厚生労働省

その結果胸のハリがなくなり、垂れた胸になったり胸がしぼんでしまったように感じてしまうのです。

②姿勢の悪さ

姿勢の悪さでバスト周辺の血流やリンパの流れが悪くなることも、胸が垂れる原因になります。

産後は赤ちゃんの授乳・抱っこ・おむつ替えなどで、前かがみの姿勢で作業することが多く猫背になりがちです。

前かがみの姿勢が続いて血液やリンパの流れが悪くなると、胸に本来の栄養が届きづらくなります。

バストが血行不良になると、バストに本来運ばれるはずであった栄養や女性ホルモンが減少することに。
バストを形成してくれる栄養や女性ホルモンの不足は、バストの成長を妨げることになり、バストアップどころかバストが小さくなってしまう原因になるのです。

(出典:東京美容外科

また血行が悪くなると胸のハリも失われていき、バストのサイズダウンや胸が垂れる直接的な原因に繋がってしまうのです。

③クーパー靭帯の伸び・切れ

妊娠や授乳中に胸が大きくなり卒乳後小さくなると、急激な変化でクーパー靭帯や皮膚が伸びてしまい胸が垂れる・しぼみの原因に。
※タップでクーパー靭帯についての詳細記事にリンクします。

クーパー靭帯とは乳房を支えているコラーゲンを主成分とした結合組織のことで、伸縮性が少ない組織のため、負担がかかると伸びたり切れたりしてしまいます。

肋骨や大胸筋の土台と乳房をつないでいる束上の組織がクーパー靱帯です。主にコラーゲンで構成され、伸縮性はあまりありません。

(出典:東京美容外科

そのため卒乳後にバストがしぼむとクーパー靭帯は伸びきったままになり、胸が垂れることに繋がるのです。

さらにクーパー靭帯は一度切れてしまうと修復することができないので、注意が必要してください。

④女性ホルモンの分泌が低下

妊娠中~産後のバストはサイズが大きく変動する

妊娠中に増えた女性ホルモンが一気に減少するのも、産後のバストがしぼむ大きな原因に。

妊娠が成立するとエストロゲン(E2)とプロゲステロン(P4)は出っぱなしになります。(中略)
そのあともとにかくひたすら増えていきます。

(出典:鶴川台ウィメンズクリニック

妊娠すると出産に備えてホルモンの分泌量が増加し、胸が張ったりサイズアップします。

しかし産後は離乳が近付くと母乳生成する働きがなくなるので、ホルモン分泌量が低下しバストが垂れたりしぼむのです。

産前の予防や産後のケアで防ぐことができるので、以下を参考に今日から対策していきましょう!

産後・授乳後・卒乳後の垂れた胸を戻すバストケア方法6選

産後・卒乳後・授乳後にの萎んだ胸を治す方法や下垂改善方法を以下に手軽な順で並べました。

  1. 筋トレ・エクササイズでバストを支える筋肉を強化
  2. バストマッサージで産後の胸を引き上げる
  3. 産後のバストアップのためのツボを押す
  4. 産後のバストアップに有効な栄養素を摂取
  5. 夜はナイトブラを着用して脂肪が流れるのを防ぐ
  6. 【産後専用】バストアップサプリを服用する

上記6つのうち、①~⑤は産前・産後どちらも効果が期待できる方法です。
「現在のバストをできるだけ産後にも維持したい」というママさんも必見◎

ただし6つ目の「バストアップサプリ」のみ、産後専用の方法です。

不可能だと思わず、試しやすい方法でハリとボリュームのあるキレイなバストを目指しましょう!

①筋トレ・エクササイズで”大胸筋”を鍛える

バストに大きく関係している大胸筋を筋トレで強化しましょう。
以下の筋トレ・エクササイズでバストを支える大胸筋を鍛えることで、垂れやしぼみの改善が期待できます。

【筋トレ】膝をついた腕立て伏せ

大胸筋を鍛える「膝をついた腕立て伏せ」の方法

大胸筋を鍛える筋トレは、膝をついた腕立伏せがおすすめです。

腕立て伏せだと身体に負担が大きく、妊娠中の方はお腹を床にぶつけてしまう恐れがありますが、膝を床について行えば安全に鍛えられます。
(出典:池田ゆう子クリニック

回数の目安は15回を3セットですが、きついと感じる方は10回から始めてみましょう。

【エクササイズ】合掌のポーズ

産後のバストアップにおすすめな合掌のポーズのやり方

手軽にバストアップしたい方は、日常生活に取り入れやすい以下の合掌のポーズがオススメです。

  1. 雑誌などの本を両手に挟む
  2. バストの前で合掌5秒キープ
  3. 息を吐きながらそのまま手を上げる
  4. 息を吐き出しながら元の位置に戻す

回数:2回~5回

手を上げる時は背筋を伸ばし、上げられる高さまで上げましょう。

バストアップだけでなく肩や首の凝りをほぐす効果もあり、気分転換になるのでぜひやってみてください。

②バストマッサージで産後の胸を引き上げる

マッサージでリンパの流れを促進して胸のボリュームアップにつなげる

産後の垂れ乳を改善するには、以下のバストを引き上げるマッサージを行いましょう。

  1. 右の鎖骨下を外側から内側に向かってリンパを流す
  2. 左の鎖骨下も上と同じようにリンパを流す

鎖骨下のリンパを内側に向かって流すことで、リンパの流れを改善できて胸のボリュームアップが期待できます。
卒乳後であればバストアップクリームを使用するとさらに効果的◎
(参照:エステサロンPMK

入浴中や就寝前に行うとリラックス効果も得られるでしょう。
その結果質のよい睡眠になり、女性ホルモンを分泌しやすい身体にする効果も期待できますよ。

③産後のバストアップのためのツボを押す

ツボ押しで血行やリンパの流れが改善されると、バストアップに繋がるでしょう。
以下の2つのツボは女性ホルモンの分泌や乳腺の発達が期待できるので、ぜひ試してみてください。

バストアップ効果のあるツボについて詳しくは以下で紹介しています。

バストアップ効果が見込めるツボ押しのアイキャッチ
押すだけでバストアップ(育乳)が期待できるツボ!乳腺を刺激して胸を大きくしよう「程よく大きくてふんわりしたおっぱいになりたい!」 「バストケアをしようとは思ってるんだけど何から始めたらいいかわからない・・・」 ...

壇中:女性ホルモンの働きを促す

壇中:左右の乳首を結んだ中央にあるツボ

壇中(だんちゅう)は、左右のバストトップ(乳首)を結んだちょうど真ん中あたりに位置します。

女性ホルモンへのアプローチだけでなく、精神的なストレス緩和も期待できるので入浴中・就寝前に押してみてください。

壇中の押し方
  1. 中指を添えるようにツボに置く
  2. 息を吸って、吐きながら痛くない程度にぐーっと3秒押す
  3. ①〜②を10回ほど行う

天溪:乳腺の発達を促す

天溪:乳首トップとバストの丸みが交差する場所にあるツボ

天渓(てんけい)は、乳首から脇の下に向かった乳房の輪郭のフチにあります。

乳腺に直接的な効果を発揮しやすいので、産後の胸の垂れが気になる方はぜひ試してみてください。
(出典:PMK

天渓の押し方
  1. ツボに親指をおく
  2. 息を吸って、吐きながら胸の内側(斜め上)にむけて5秒かけてグイーッと押し込む
    ※“イタ気持ちいい”程度に押すのがコツです。
  3. 押し切ったら、5秒かけて圧力を弱める
  4. ①〜③を10回ほど行う

④夜はナイトブラを着用して脂肪が流れるのを防ぐ

バストサイズの変化が大きい出産前後は、ナイトブラで胸の脂肪が流れるのを防ぎましょう。
※タップで「胸が流れる原因と対処法」の記事にリンクします。

特に脂肪が流れやすい睡眠時にきちんと固定することで、胸が垂れるを予防できます◎
寝る前に付けるだけと手軽なので、妊娠中や産後の忙しい女性も取り入れやすいでしょう。

1枚も持っていない方は、これを機にぜひ使ってみてくださいね!

妊娠中・授乳期の日中はマタニティブラ・授乳用ブラがおすすめ

日中は授乳しやすいマタニティブラでクーパー靭帯を保護

妊娠~授乳期の日中は、通常のブラからマタニティブラに変えるのがおすすめです。

マタニティブラはサイズが変わりやすい妊娠中のバストに柔軟に対応し、クーパー靭帯を守ってくれます◎
(出典:エステサロンPMK
また授乳しやすく、肌にやさしい素材がほとんどなのも嬉しいポイントです。

実際にお店に足を運び、自分に合ったマタニティブラを選んでみましょう!

⑤産後のバストアップに有効な栄養素を摂取

バストの成長をサポートする食材を積極的にとる

食事を見直してバストのボリュームアップを目指しましょう。

以下のバストアップに有効といわれる食べ物を取り入れると効果的です◎

【バストアップに効果的な食材】

  • 鶏肉(タンパク質)
    胸を支える筋肉を増強し上向きバストにする
  • キャベツ(ボロン)
    乳腺を刺激して脂肪を増やす働きがある
  • 豆乳(大豆イソフラボン)
    丸みのあるバストを作る手助けをする
  • 山芋(ジオス二ゲン)
    乳腺へ働きかけてバストを大きくする効果が期待できる

バストに必要な栄養が十分に行くように心がけることがなにより大切。
無理せず少しずつでも継続して摂取しましょう!

⑥【産後専用】バストアップサプリを使用する

バストアップサプリには女性ホルモンに似た成分が含まれているため、飲み続けることで育乳のサポートが期待できます。

バストアップサプリの利点は、継続しやすく簡単にできること。
また美容成分も含まれているため、肌質改善などのスキンケアにも有効です。

【注意】バストアップサプリは授乳を終えてから飲む

妊娠中・産後直後はホルモンバランスが不安定なので服用を避ける

バストアップサプリはホルモンバランスへの影響を防ぐため、授乳を終えて完全に母乳が止まってから飲むようにしましょう。

特に「プエラリア・ミリフィカ」という成分が含まれたサプリには注意が必要です。
女性ホルモンを活性化する強い作用があり、ホルモンバランスを崩す原因になりかねません。

従って、妊娠中・授乳中・小児によるプエラリア・ミリフィカを含むサプリメントの利用は避け、女性ホルモン関連の医薬品の服用者や治療を受けている人も、自己判断で安易にサプリメントを利用することは避けるべきである。」とされています。

(出典:独立行政法人国民生活センター

またサプリの副作用として頭痛や吐き気が起こる可能性も。

妊娠中や出産直後のホルモンバランスが安定していない時期の服用は避けましょう。

産後のバストケアに取り組むときの3つの注意点

上記のケア方法でバストアップを成功させるには、以下の3つのことに注意してください。

  • 楽な下着を着用しない
  • 睡眠不足にならない
  • 産後に無理なダイエットをしない

楽な下着を着用しない

妊娠中や産後では楽な下着を選びがちですが、正しい位置にホールドできないものが多いのでやめましょう。

正しい位置に支えられないと、胸が横や下に流れて離れ乳・垂れ乳を誘発してしまいます。

また妊娠中と産後ではバストのサイズも変わるため、出産前と同じブラを使うとサイズが合わなくなることも。

ブラのサイズは小さすぎても大きすぎても胸の成長に悪影響を及ぼすので、下着ショップで正しいサイズを測って着けるようにしましょう。

小さ過ぎるサイズのブラを着用してしまっていると、バストや体を締め付けことで血流の悪さを招いてしまいます。
血流の悪いバストには栄養も届かなくなってしまい、その結果バストの脂肪が減少してしまうのです。
逆に、サイズが大き過ぎるブラを着用してしまっていると、バストが脇や背中に流れてしまい、結果的にバストが小さくなってしまいます。

(出典:東京美容外科

睡眠不足にならない

出産後は授乳や夜泣きなどで寝不足になりがちですが、睡眠時間を十分取ることもバストケアでは大切です。

睡眠不足が続くと女性ホルモンが分泌しにくくなり、上述した産後の胸を大きくする方法の効果が減少してしまいます。

22時~2時の間のゴールデンタイムはなるべく寝ていることが理想です。
というのも新陳代謝が盛んに行われ女性ホルモンが最も分泌される時間だから。

睡眠不足は胸の大きさだけなく、肌のハリにも影響するのでしっかり睡眠をとるようにしてください。

産後に無理なダイエットをしない

無理なダイエットはバストに必要な栄養まで奪ってしまい、産後のバストのしぼみ・垂れを加速させる原因になります。

さらに無理な食事制限は授乳に必要な栄養分の減少も引き起こすので、赤ちゃんのためにもやめましょう。

産後に体重が増加しやすいのは、母乳を多く生産するため体が栄養を溜め込もうとしているからです。
あまり気にし過ぎず、バランスのよい食生活と適度な運動をこころがけてくださいね。

正しい方法で産後・授乳後・卒乳後のバストアップを成功させよう

産後のバストの下垂やしぼみ対策は、取り入れやすい方法でバストアップケアを続けることが大切です。

産後ではなく出産前から始めることも、キレイなバストを少しでもキープするためには効果的。

当ページを参考に、自分に合ったバストアップケア方法を見つけて実践してみて下さいね!

スポンサーリンク

ABOUT ME
外咲 愛
外咲 愛
1995年 東京生まれ。 下着のセレクトショップの店員で働いていたところ、ブランドマネージャーに声をかけられてLK.Fit編集部メンバーに。 昔から胸にコンプレックスがあり、様々なバストアップ方法を日々試し続けている。 お寿司がこの世で1番好きで、現在ハリネズミと暮らしている。