バストアップ(育乳)

垂れ乳の原因と予防方法を解説!今からできる対策で垂れた胸を上向きにしよう

胸が垂れる予防方法・対処法のアイキャッチ

このように垂れ乳に対して不安や悩みを抱えている人はたくさんいます。
女性としてはいつまでもハリのあるバストを維持したいですよね。

そこで今回は胸が垂れる仕組みをはじめ、すぐにできる予防方法や対処方法も解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

「胸を綺麗な形でキープするには、どんなことに気をつければいいの?」という疑問がある方必見です。

【タップで気になる項目に移動します】

垂れ乳ってどんな状態?判断基準を紹介

自分のバストはそれとなく毎日みているため、垂れているかどうかの判断は難しいはず。
そこでバストの垂れに対する判断基準を紹介します。

  • バストのハリがなくなってきた
  • バストが以前よりも柔らかくなった
  • ピッタリだったはずのブラジャーに隙間ができた
  • バストの上部分のボリュームがなくなってきた
  • 前より乳首が下向きになった
  • バスト自体の位置が下がってきた

上記で当てはまる項目がある方は、胸が垂れ始めている確率が高いため要注意です。

垂れているのか?いないのか?【簡単なセルフチェック方法】

簡単にできる垂れ乳チェックの方法

胸が垂れているかどうかは以下の方法で簡単にセルフチェックできます。

  1. 服を脱いで鏡の正面に立つ
  2. 鎖骨の中心と左右のバストトップを点と考える
  3. 3つの点を線で繋ぎ合わせる

上記の方法で綺麗な三角形の形ができれば垂れ乳とはいえないので安心してください。
ただし底辺の位置が下がり、二等辺三角形を描いている場合は残念ながら下垂しています。

胸が垂れる原因は?【注意すべき6つの要因】

ここでクーパー靭帯を傷つけ、胸が垂れる要因となることを6つ紹介します。

  1. ブラジャーのサイズが合っていない
  2. 胸が大きくて支えきれない
  3. 猫背が習慣化している
  4. ノーブラで寝る機会が多い
  5. 激しい運動をしている
  6. 妊娠や出産によるバストの急激な変化

日常の生活にも大きく関わっているので、以下で詳しく確認してみましょう。

①ブラジャーのサイズが合っていない

ブラジャーのサイズが合っていないと胸が垂れやすい

自分のバストサイズに合っていないブラジャーは胸が垂れる大きな原因です。

大きすぎたり小さすぎると胸をしっかりホールドできず、クーパー靭帯にダメージを与えてしまう可能性大。(参照:東京美容外科)

また胸の大きさは日々変化していて、長年同じブラジャーを使用していると知らぬ間にサイズが合わなくなっていたなんてことも稀ではないので注意が必要です。

劣化した古いブラジャーも要注意!

古いブラを使い続けることも、垂れ乳を引き起こす原因になります。

特に見た目が明らかに劣化しているものは、限界を迎えている証拠。
ホールド力が下がり、ブラとしての機能をほとんど果たせていません

どんなにサイズが合っていても、同じブラを長年使い続けるのは避けましょう。

②胸が大きくて支えきれない

胸が大きいと負荷が大きく胸が垂れやすい

胸が大きいとクーパー靭帯が重さに耐えられず、伸びてしまう可能性があるので垂れやすいです。

またバストの9割は脂肪組織のため、大きければ大きいほど変形しやすくなります。

女性のバストは、1割の乳腺と9割の脂肪によって形成されています。
(引用:東京美容外科)

特にバストサイズがCカップ以上でボリュームのある方は気をつけなければいけません。

胸が大きいのが気になるという方は下記ページを参考にしてコーデを選んでみてください。

胸が大きい人向けの胸が強調されにくいコーデを紹介する記事のアイキャッチ
【バストが大きい人向け】胸を強調しないコーディネート術を解説「大きい胸」に憧れている女性はたくさんいますよね。 しかし「胸が大きくて変に強調されるのがイヤ!」「わざと胸を強調しているように思...

③猫背が習慣化している

猫背になると栄養がバストまで届きづらいので胸が垂れやすい

猫背の状態は血管が圧迫されてバストまで栄養や女性ホルモンが届かないため、胸の垂れに繋がってしまいます。(参照:P-Grandi)

また身体が内側に丸まっていると筋肉を使わないので、胸の大部分にある大胸筋が衰退し脂肪を持ち上げるパワーまで低下しやすいんです。

見栄えが悪いうえにバストにも悪影響を及ぼす猫背は、デメリットしかないといってもいいでしょう。
特にデスクワークなど座っている機会が多い人は要注意です。

④ノーブラで寝る機会が多い

ノーブラで寝ると胸が垂れやすい

普段からノーブラで寝ている頻度が高いだけでも垂れ乳のリスクはアップ。(参照:東京美容外科)

胸は支えがない状態で寝ると重力に引っ張られて移動するため、クーパー靭帯もその方向へ伸びてしまいます。
例えば仰向けの時は外側に、横向きの時は向いてる方向へと動き放題です。

またうつぶせで寝る癖がある人は自分の体重でバストを潰している事になるので、下垂だけでなく型崩れにも繋がりやすくなります。

⑤日頃から激しい運動をしている

スポーツなどの激しい動きは胸が垂れる原因の一つです。

クーパー靭帯は揺れに弱いので、胸が上下に激しく揺れると簡単に切れたり伸びたりしてしまいます。

バストを支える力が弱まってしまうと、バストは自分の重さに耐えきれなくなり徐々に垂れ下がり下垂してしまうのです。
そして、このクーパー靱帯が伸びる原因を作っているのがバストの揺れや動き。
特に運動による揺れや動きは激しく、バストを支えるクーパー靭帯が引っ張られ伸びてしまう原因になるのです。
(引用:東京美容外科)

特に普段からランニングや縄跳びなど、上半身をよく動かすスポーツをしている方は注意が必要です。

⑥妊娠や出産・授乳後によるバストの急激な変化

出産などで起こる胸の急激な変化に耐えられず胸が垂れる

女性の身体は妊娠をするとバストのボリュームが増しますが、急激な変化にクーパー靭帯が耐えられず胸は垂れてしまいます。

さらに授乳後は赤ちゃんが吸った分皮膚が伸びてたるんでいるため、余計に下垂が進んでしまうんです。

これは自然に起きることで正直致し方ないとしか言えません。

そもそも胸はどうして垂れるの?仕組みや疑問を解説

クーパー靭帯がダメージを受けることによって胸が垂れる

胸の垂れはバストの形をキープしているクーパー靭帯の伸びや切れで起こります。

結果的にバストを支える力が弱まり、重力に負けて徐々に降下。
伸縮性がある組織ですが、揺れなどの負荷がかかると簡単に伸びてしまいます。
(出典:東京美容外科)

またクーパー靭帯は損傷しても痛みや違和感がないので、日常生活で気付かないうちにダメージを受けていることに気づけないのもネックポイントです。

胸は何歳から垂れ始めるの?

胸は30代半ばあたりから一気に垂れやすくなる

個人差はありますが、バストは30代半ば辺りから垂れ始める可能性が高いです。

胸の形を構成している乳腺組織は女性ホルモンである「エストロゲン」によって発達しますが、分泌量は加齢に伴って減少します。

女性ホルモンの分泌は30代前後を境に徐々に減少していくと言われています。
女性ホルモンには「エストロゲン」「プロゲステロン」があり、これらの分泌増加によって
乳腺が発達していきます。
それらの分泌量が減ることで、乳腺の活性度の低下しバストにも変化が現れます。
また「エストロゲン」は女性らしい身体を作る働きがあり、肌のハリや弾力の低下に影響します。
(引用:東京美容外科)

減少が進むと乳腺組織が緩んで脂肪の割合が高くなるため、結果的に支える力が弱くなって垂れるといった仕組みです。

20代でも起こりうる垂れ乳の初期症状【そげ胸】に注意!

デコルテ部分が貧層になる「そげ胸」が起きたら注意

胸が垂れる前にデコルテ部分が貧相になる「そげ胸」という症状が起きます。

鎖骨から胸元付近のハリやボリュームがなくなってきたと感じたら、胸が垂れる初期段階といってもいいでしょう。
またそげ胸は早い人だと20代前半でも起こりうるため、若いからといって油断はできません。

少しでも心当たりがある方は、今のうちからそげ胸対策用のブラジャーの着用などを検討してみましょう。

一度垂れた胸を元に戻すことはできないの?

クーパー靭帯は一度損傷すると直すことができない

残念ながら一度垂れてしまったバストは治すことはできないので、元の位置まで戻すのは不可能です。
胸が垂れるキッカケとなるクーパー靭帯は一度損傷したら復元できません(参照:東京美容外科)
【参考記事:クーパー靭帯とは?1度切れたら復活しないから注意…!

そのため現状バストの形が崩れていなくても、垂れないように事前に予防することが大切です。

どうしても気になるなら美容整形手術での矯正も可能【最終手段】

胸の下垂を矯正する方法として、美容外科での手術という手段もあります。
バストトップ周りの一部を切開し縫いとめることでリフトアップさせるというやり方が一般的。
※クリニックによって方法が異なる場合もあります。

しかし保険適用外なうえに身体にかかる負担も大きいので、あくまでも最後の切り札として考えておきましょう。

垂れ乳防止のためにすぐ実践できる予防方法5選

ここでバストの形をいい状態でキープするにあたって、効果的な方法を5つ紹介。

  1. サイズの合ったブラジャーを付ける
  2. シーン別に適したブラジャーを付ける
  3. 普段から背筋を伸ばすように心がける
  4. バランスのいい食事をとる
  5. 質の良い睡眠をとる

バストの下垂が起きないように、上記の予防方法をしっかり確認しておきましょう。

①サイズの合ったブラジャーを付ける

カップサイズはトップバストからアンダーバストを引いた差から分かる

胸の大きさに合ったブラジャーを付けることは基本中の基本なので、しっかり自分のバストサイズを把握しておくことが大切です。

カップサイズはトップバストからアンダーバストを引いた差から簡単にわかるので、セルフチェックしてみましょう。

「自分で測ったサイズでいいのか不安・・」なんて方はランジェリーショップの店員さんにお願すれば正しいサイズで測ってもらえます。

②シーン別に適したブラジャーを付ける

シーン別に特化して作られたブラジャーを使用する

現在では様々なブラジャーが展開されているため、場面よって使い分けることが大事です。

  • 運動するときは【スポーツブラ】
    ➾バストが上下に揺れるのを抑える
  • 寝るときは【ナイトブラ】
    ➾胸の脂肪が流れないように固定する
  • 妊娠中は【マタニティブラ】
    ➾バストの変化に対応する

上記はボディラインが崩れないことに特化していて、一般的なブラジャーよりもカップ部分が大きいため脂肪を収めやすいのが特徴。

持っていない方はこの機会に購入を検討してみてくださいね。

③普段から背筋を伸ばすように心がける

正しい姿勢の確認方法

常に背筋を伸ばして姿勢を整えるよう心がけるだけでも、垂れ乳の予防につながります。

壁を背にまっすぐ立ったときに【頭・肩甲骨・おしり・かかと】の4点が壁に付いていれば良い姿勢の証拠です。
姿勢の悪さはクセになりがちのため、しっかり意識して取り組みましょう。

「どうしても背中が丸まってしまう」という方は、猫背用の矯正下着を着用するのもオススメです。

④バランスのいい食事をとる

女性ホルモンが崩れないようにバランスよく食事をとる

女性ホルモンのバランスが崩れないよう、しっかり毎日3食を摂るように心がけましょう。
”肉ばっかり””野菜ばっかり”と偏らないようにすることが大切です。

さらに女性ホルモンの分泌を活性化させる、豆腐や豆乳などの大豆製品を積極的に取り入れることも効果に期待ができます。(参照:公益財団法人 日本豆類協会・大豆イソフラボン)

「野菜が嫌いだから食べない」という人は野菜ジュースからでも栄養は取り入れられるため、出来るだけ工夫して摂取するよう心がけてくださいね。


⑤質のよい睡眠をとる

女性ホルモンが活発に働く時間内は寝る

質のよい睡眠は健康やお肌に限らず、垂れ乳防止の要素としてとっても重要です。

ゴールデンタイムと呼ばれる夜の22時~2時に深い眠りにつくのがベスト。
この時間帯に女性ホルモンが活発に働くためバストを守る力が強くなり、垂れの阻止に繋がります。
(出典:東京美容外科)

「いつもなかなか寝れず、就寝する時間が遅い」なんて方は、1時間でも早くベッドに入るように心がけましょう。

垂れたバストを少しでも上に戻す2つの対処方法

胸が完全に垂れてしまった場合、本来の位置には戻せませんが以下の方法で今より上に持ち上げることは可能です。

  • 筋トレで大胸筋を鍛える
  • バストをマッサージする

放っておくとぐんぐん下垂が進行してしまうため諦めずに対処しましょう。

①筋トレで大胸筋を鍛える

大胸筋を鍛える方法

バストをしっかり持ち上げるには胸周りの筋肉が欠かせないため、土台である大胸筋を鍛えましょう。

以下の方法で大胸筋にハリと弾力を出し血液の巡りをよくすれば、筋力を付けることが可能です。

【壁を使った腕立て伏せ】

  1. 壁から30㎝程離れた位置にまっすぐに立つ
  2. 足幅を広くし、壁に手をつける
  3. 壁に向かって腕立て伏せをする
  4. これを30回繰り返す

(出典:東京美容外科)
上記の筋トレ方法を1日3セットを目安に行いましょう。
従来の腕立て伏せよりも負荷が少なく、簡単にできるので体調が万全なときは積極的に取り入れてみてくださいね。

②バストをマッサージする

ハリとボリュームを取り戻すためのマッサージ方法

以下の手順を参考にバストマッサージをして、少しでもハリとボリュームを取り戻しましょう。

  1. 脇の下から胸に向かって、小さな円を描くようにクルクルする
  2. アンダーバストを身体の中心に向かって、ゆっくり持ち上げる
  3. 脇に逆の手を入れて、背中のお肉をバストに向かって寄せ集める

上記を1項目3回ずつ実践してみてください。
女性ホルモンの分泌が活発的なお風呂あがりなど、血行がいいときがベストタイミングです。

またバストアップクリームを併用すると、さらに効果アップが見込めます。

後悔する前から垂れ乳に備えておくことが大切

胸は一度垂れてしまうと、本来の位置に戻すのは困難。
ハリがありキープされているうちから、今後に備えることが大切です。

胸が垂れる要因の中に思い当たることがあった人はこれを機に対処・予防に向き合い、
何歳になっても魅力的なバストをキープしましょう。

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ABOUT ME
外咲 愛
外咲 愛
1995年 東京生まれ。 下着のセレクトショップの店員で働いていたところ、ブランドマネージャーに声をかけられてLK.Fit編集部メンバーに。 昔から胸にコンプレックスがあり、様々なバストアップ方法を日々試し続けている。 お寿司がこの世で1番好きで、現在ハリネズミと暮らしている。