ほうれい線の原因と薄くする方法を【年代別】に解説します!

ほうれい線を消す方法を紹介する記事のアイキャッチ

たった1本あるだけで、一気に老けた印象に見せてしまうほうれい線。

スキンケアに力を入れても、ほうれい線だけはなかなか消えませんよね。

そこで今回はほうれい線の原因と消す方法を紹介!
10代・20代・30代・40代それぞれの原因とケアも解説するので、年代にあった方法を試してみてください。

ほうれい線が深くなる前に、当記事を参考にしてシワを薄くしていきましょう!

スポンサーリンク

ほうれい線ができる5つの主な原因

ほうれい線ができる原因は一つではなく、以下のように様々なことが原因です。

  • 加齢
  • 紫外線ダメージ
  • 乾燥
  • 栄養不足
  • 顔の筋力の低下

上記によって頬骨の下にある靭帯(リガメント)がこわばったり、肌のハリが失われて皮膚が重力によって垂れ下がります。

そうしてできた頬の皮膚のたるみによって、くっきりとしたシワが残ってしまうんです。

毎朝のメイクで気になるほうれい線も、シワだと思われがちですが、実は頬のたるみが原因のようです。肌のゆるみで頬が下がり、ほうれい線として表れています。

(出典:ナチュラルハーモニークリニック

今はうっすらシワが見える程度でも、放置していると深いほうれい線になる可能性も!

ほうれい線を消すだけでなく、これ以上深くしないケアも大切ですよ。

ほうれい線の危険度チェック方法

ほうれい線の危険度をチェックする方法以下の方法で、ほうれい線の危険度をチェックしてみましょう。

  1. 上の歯で下唇を噛む
  2. そのまま上唇を持ち上げる

上記のチェック方法で上の歯茎があまり見えない場合は、顔の筋力が衰えて頬がたるみやすい状態!
そのためほうれい線が深くなる危険があります。

また今はほうれい線がない人も、以下のケア方法を押さえておきましょう。

【年代別】ほうれい線ができる原因と対処法

前述した通りほうれい線ができる原因は様々あり、年代によっても原因は違います。

以下で年代別の原因とケア方法を紹介するので、年齢ごとのほうれい線対策を知っておきましょう。

※タップで各方法にスクロールします。

《10代》のほうれい線の原因とケア方法

10代でほうれい線!?と思う方もいるかもしれませんが、高校生以下の方でも以下が原因で目立つことがあるので早めのケアが必要です。

【原因】

  • 生まれつきの頭蓋骨の骨格
  • 肌の乾燥や汚れ
  • 歯科矯正
  • スマホやパソコンの使い過ぎ

【ケア方法】

汚れや紫外線は肌へ大きなダメージを与えて、ほうれい線だけでなく肌トラブルの原因に。
メイクは必ず落として正しい洗顔を行い、日焼け止めを塗って日頃から肌を守ることが大切ですよ◎

メイクを落とさないで寝てしまうのは、論外です。毛穴に詰まった角栓が取れないのはもちろん、メイク料が肌に残って汚れたままでは、あらゆる肌トラブルの原因に。
「クレンジングと洗顔」の落とすケアは、肌が健やかに機能する状態を作るための、大切なお手入れです。

(出典:KOSE

また矯正器具の影響で口周りの皮膚が伸びてしまったり、口の筋肉が衰えてほうれい線ができやすくなることも・・

顔の体操で表情筋を鍛えてたるみを予防し、若い肌のハリをキープしていきましょう!

《20代》のほうれい線の原因とケア方法

20代の方はほうれい線が目立つことはあまりないですが、以下が原因で気になり始めることがあります。
ケア方法と一緒に早めにおさえておきましょう!

【原因】

  • 乾燥による小じわ
  • むくみ
  • 表情や噛むときの癖
  • 無理なダイエットによる筋力の低下

【ケア方法】

  • 保湿ケアを徹底する
  • 表情のクセを意識したり頬杖をついたりしない
  • 無理なダイエットをせず、栄養価の高い食事を摂る

肌が乾燥すると、キメが乱れて小じわができてしまいます。
それによりほうれい線として目立ってしまうので、肌に潤いを与えてハリを取り戻してあげましょう。

習慣や日頃のクセを見直すことで改善できるものばかりなので、当てはまった方には早めに対策をはじめてくださいね◎

《30代》のほうれい線の原因とケア方法

30代からは20代の原因に加えて、以下のように肌の美容成分や細胞がほうれい線に大きく関わってきます。

【原因】

  • コラーゲンの減少
  • 肌を支える繊維細胞の老化

【ケア方法】

  • 美容成分でコラーゲン生成を助ける

30代を超えると、肌に弾力とハリを与えるコラーゲンが急激に減少
ほうれい線の原因となる皮膚のたるみが始まる年代なので注意が必要です。

コラーゲンを生み出す元締め=繊維芽細胞の能力(質)の減少は、30代を境に40代を過ぎると急激に下降していることがわかります。

(出典:ナチュラルハーモニークリニック

詳しくは後述しますが、コラーゲン生成をサポートする「ビタミンC誘導体」が入った美容液でケアが重要になります。

皮膚のたるみが目立ってきているなら、表情筋を鍛える顔の体操にも取り組んでみてください。

《40代》のほうれい線の原因とケア方法

顔の筋力低下が目立ち始める40代からは、コラーゲンにくわえて表情筋もほうれい線対策の要です。

【原因】

  • 表情筋の衰え・ゆるみ
  • 肌のハリや弾力の低下

【ケア方法】

  • 美容成分でコラーゲン生成を助ける

50代を迎える頃には、コラーゲン量は20代の半分ほどの量まで減ってしまいます。
40代も30代以上にコラーゲンの強化が重要です。

加齢によって筋力が減少し表情筋も衰えるので、表情筋を鍛える体操にもより力を入れて表情筋にアプローチしていきましょう。

【全年代共通】ほうれい線を簡単に消す方法7選

続いて、全年代共通のほうれい線の消し方を7つ紹介。
どれも今日から取り組める簡単なものなので、さっそく試してみてくださいね。

※タップで各方法にスクロールします。

①レチノールやビタミンC誘導体配合の化粧品を使う

メイクの際には、以下のようなコラーゲン生成を助ける美容成分配合の化粧品を使ってみてください。

  • ビタミンC誘導体
  • レチノール
  • ナイアシン

コラーゲンはたんぱく質の一種で、体の全たんぱく質の約30%を占めています。

人の皮膚・血管・じん帯・腱・軟骨などの組織を構成する繊維状のたんぱく質です。人間の場合、体内に存在するすべてのたんぱく質の約30%を占めており、そのうちの40%は皮膚に、20%は骨や軟骨に存在し、血管や内臓など全身の組織にも広く分布しています。

(出典:厚生労働省

しかしコラーゲンをそのまま摂取しても、体内でアミノ酸などに分解されるのでそのまま肌に影響を与えるわけではありません。
上記のような、コラーゲン生成を助ける美容成分を活用するのがベストです。

美容外科でもコラーゲン生成を促す施術もありますが、まずはコラーゲンを増やす美容成分で内側からほうれい線をケアしていきましょう!
※参考:品川美容外科

②口元の筋肉を鍛える体操を行う

口周りにある筋肉を鍛える体操のやり方口輪筋という口周りにある筋肉を鍛えることが、ほうれい線改善に重要!
以下の顔の体操で口元の口輪筋を刺激しましょう。

  1. 唇を「ほ」の形にしぼめる
  2. 口を縦に伸ばしながら下に引っ張る
  3. そのまま5秒キープ

回数:5回

体操はほうれい線を伸ばすイメージで行うのがポイント。
口元の縮んだ筋肉が引っ張られて、ほうれい線が薄くなります。

テレビや動画を見ながら、スキマ時間に取り組んでみてくださいね。

③顔のリンパマッサージを行う

顔のむくみを取るリンパマッサージのやり方顔がむくみやすい方は、以下のリンパマッサージでリンパの流れを改善してみましょう。

  1. 指3本の腹で、口角から耳の下に向かって円を描くように引き上げる
  2. 耳の前まできたら、くぼみを軽く押す
  3. 指3本で眉毛からこめかみに向かって、円を描くようにマッサージ
  4. 掌を頬にあて、下から上に圧をかけて引き上げる
  5. 首を下から上に向かってなであげ、耳下から鎖骨にむかってなでる

時間:各工程20秒ずつ

リンパの流れや血流が悪いと、老廃物が溜まってむくみを引き起こします。

むくみの正体は、静脈やリンパ管の流れが悪くなってしまうことで、水分や老廃物が回収されずに皮膚の下に溜ってしまうことなんです。

(出典:中部薬品株式会社

その結果、肌がたるみほうれい線の悪化につながるんです。

血流がスムーズになれば肌代謝が良くなり、肌のハリを取り戻せるので試してみてください◎

④リガメントほぐしマッサージを行う

リガメントほぐしマッサージのやり方ほうれい線を消すなら、リガメント(頬骨の下にある靭帯)ほぐしマッサージも効果的です。
リガメントは頬を引き上げる役割がありますが、加齢で引き上げる力が弱まってしまいます

以下のリガメントほぐしのマッサージで、肌を引き上げる力を取り戻していきましょう。

  1. 小鼻の横の頬骨の下あたりを、親指で斜め上に押す
  2. 頬骨に沿って、押し上げながら外側に移動
    ※頬骨のへこみがある辺りまで

時間:2分繰り返す

マッサージは痛気持ちいいくらいの力加減で、一箇所3秒ほど押してくだい。

マッサージで痛みを感じるなら、リガメントが凝り固まっている証拠
リガメントをほぐすことで痛みも和らぎ、ほうれい線も少しずつ消えてきますよ。

⑤ほうれい線を消すツボを押す

顔が凝ったりむくんだりしている方は、マッサージにくわえてツボ押しも取り入れてみてください。
ほうれい線を薄くするのに効果的なツボは以下の3つです。

むくみ解消のツボ
顔のむくみによるほうれい線を解消できる巨りょうの押し方

顔のむくみによるほうれい線解消に効くのが、以下の「巨りょう(こりょう)」というツボ。

【ツボの場所】
黒目の位置から真下に引いた線と、小鼻の下から横に引いた線が交わる部分。


【ツボの押し方】

  1. 左右のツボに人差し指の腹を当てる
  2. ゆっくり垂直に押し、1cmほど目尻に向かって引き上げる
  3. そのまま5秒キープ

回数:約10回

口角を引き上げるツボ
口角を引き上げるのに効果的な散笑の押し方

以下の「散笑(さんしょう)」は、口角を引き上げるのに効果的なツボです。

【ツボの場所】
小鼻から口角まで引いた線の中央。


【ツボの押し方】

  1. 中指の腹をツボに当てる
  2. ツボ押して5秒キープ

回数:約3回

たるみを解消するツボ
顔のたるみを解消できる顴髎(けんりょう)の押し方

顔のたるみを解消するのが以下の「顴髎(けんりょう)」というツボです。

【ツボの場所】
目尻から真横に引いた線と、頬骨の下から横に引いた線が交わる部分。


【ツボの押し方】

  1. 親指の腹をツボに当てる
  2. 5秒ほどかけてゆっくりツボを押す
  3. 3秒ほどかけてゆっくり離す

回数:約5回

ツボを押すことで、血流を促したり表情筋を刺激したりできます。

指でグーっと押すだけでいいので、仕事や家事の合間に押してほうれい線を消していきましょう。

⑥笑った時の表情や噛む時のクセを見直す

表情の癖や噛み癖を見直しすことも、ほうれい線対策には重要◎
以下の項目が当てはまる方は注意しましょう!

  • 片側だけ口角を上げて笑っている
  • 口角を上げずに口を横に引いて笑っている
  • 頬杖をついている
  • 片方の奥歯だけで食べ物を噛んでいる

片方だけほうれい線が目立つ方は、片方だけ口角を上げていたり奥歯を使っていたりする可能性も。

鏡の前で笑ってみて、笑い方に癖がないかチェックしてみましょう。
バランスの悪い表情になっていれば、直すよう意識してください。

食事の際は、左右の奥歯をバランスよく使って噛むことが大切。
表情筋が均等につかわれて、ほうれい線の偏りを防げられるでしょう。

⑦美容器具をつかう

ほうれい線に効果的な美容器具の種類以下の美容器具でほうれい線を消すのも一つの手です。

  • 低周波の美顔器
  • リフトアップマスク
  • たるみ引き上げシール

美顔器は低周波で皮膚の表層を刺激して、シワを改善する美容器具。
リフトアップマスクは顔の筋肉を刺激して、頬を引き上げるマスクです。

低コストでほうれい線を消すなら、引き上げシールがおすすめ◎
ほうれい線を引き伸ばしてシールで固定することで、シワを薄くできます。

「セルフケアだけじゃ物足りない!」という方は、美容器具を活用してみましょう。

毎日の簡単ケアでほうれい線を消していこう!

ほうれい線は放置していると、どんどん深くなって定着してしまいます。
シワが深くなる前に、スキンケアやマッサージでケアしていきましょう。

スキンケアでコラーゲン生成を助ければ、肌の弾力も回復。
表情筋を鍛えることで頬がキュッと引き上がり、ほうれい線が伸びて薄くなるはずです。

今のうちから対策しておけば、5年後〜10年後に見た目で差をつけられますよ!

スポンサーリンク

ABOUT ME
外咲 愛
外咲 愛
1995年 東京生まれ。 下着のセレクトショップの店員で働いていたところ、ブランドマネージャーに声をかけられてLK.Fit編集部メンバーに。 昔から胸にコンプレックスがあり、様々なバストアップ方法を日々試し続けている。 お寿司がこの世で1番好きで、現在ハリネズミと暮らしている。