妊娠中や出産後の肌トラブルの1つ・妊娠線。
※肌に生じる赤いひび割れのような縦線のこと
実はお腹だけではなく胸にも表れて悩む女性もいらっしゃるようです。
通常時の胸が小さい上に出産したら胸に妊娠線とかあんまりじゃないですか神様…
— なみ 1m←38w2d (@nami170722) February 21, 2020
妊娠中は妊娠線できなかったのに、授乳開始して胸がやや張るようになってきてから、胸の下にやや妊娠線ができてしもうた…しょっく!!
妊娠終わったから~と思ってたけど、出産後も胸はできやすかったのね。。。— はつこ。 (@hatsuko1111) March 5, 2018
そこで今回は胸にできた妊娠線への対処法と、事前の予防法を詳しくご紹介します。
妊娠線を消したい産後の方はもちろん、妊娠線を予防したい妊婦さんも必見です!
スポンサーリンク
Contents
胸に妊娠線ができる理由は?できやすい時期も解説
バストに妊娠線ができるのは、妊娠によって乳腺が発達し胸が急激に大きくなるためです。
妊娠すると、乳腺が発達して胸のサイズも大きくなっていきます。出産までの間に2カップほど大きなサイズの下着が必要になることも少なくありません。短期間のうちに胸が大きくなった結果、皮膚が急激に引き伸ばされ、胸に妊娠線ができる原因となるのです。
(出典:医療法人社団天翔会 恵比寿美容クリニック)
大きさが急に変化すると、真皮※や皮下組織が伸びに耐えきれず裂けてしまいます。
※表皮の下にある組織の一部
また妊娠中はホルモンバランスの乱れで肌が乾燥しやすいのも、妊娠線ができる理由の1つ。
結果的に胸の内側や外側・胸下などに妊娠線が現れるんですね。
妊娠線ができやすいのは妊娠2ヶ月目以降
いつから妊娠線ができるかは人によりますが、一般的には妊娠2ヶ月目以降です。
上述した通り妊娠線は胸が大きくなることで生じるため、胸が張りやすい妊娠2ヶ月目からが注意するタイミングと考えていいでしょう。
妊娠中はバストの形が変化します。個人差がありますが、妊娠2か月目くらいからバストが変化し始め、出産後から徐々に元に戻っていきます。
(出典:東京美容外科)
ただし個人差があるため人によっては妊娠中期~後期、または出産後や授乳中に出る方も。
出産後も母乳をつくるために胸が張り、ひび割れしやすい状態が続くためです。
妊娠中にできなかったからといって油断は大敵なので、授乳が終わるまでは以下でお伝えするケアを行うことをオススメします。
胸の妊娠線を目立たなくするために!自力でできる産後のケア方法
胸にできた妊娠線は以下2つを並行して取り組み、肌のターンオーバーを促すことが大切です!
|
上述したように、妊娠線は急激なバストサイズの変化によって皮膚が裂けてしまった状態。
肌のターンオーバーを促し、皮膚をどんどん作り替えていく必要があります。
正直すでにできた妊娠線を完全に消すのは難しいですが、ある程度目立たなくすることは可能なので今日から実践してみましょう。
【自力でのケアに限界を感じたら病院・クリニックの受診を】
以下でご紹介するケアを行っても胸の妊娠線が目立つなら、皮膚科での治療を検討するのも1つの手。
クリニックなら皮膚の収縮やコラーゲン生成を促す治療ができるところも多いです。
また妊娠線部分がかゆい・痛い・赤い・炎症が起きている等の異常が生じている場合は、念のため病院の受診をオススメします。
①クリームやオイルで胸を保湿する
まずは保湿クリームやオイルを使って、胸をしっかりと保湿しましょう。
バストを保湿することで、胸の弾力性アップやターンオーバー促進が期待できます。
胸下~胸全体・デコルテまでクルクルと円を描くように保湿剤を塗り拡げるのがコツ。
強い力を加えると皮膚が傷つく可能性があるため、優しくマッサージするように塗り込んでいくことが大切です。
②新しい肌を作る栄養素を積極的に摂取
肌のターンオーバーは食事の栄養バランスも影響します。
保湿とあわせて肌のターンオーバーを促す以下の栄養素や食材を意識して摂取しましょう。
(出典:医療法人社団三成会 新百合ヶ丘総合病院) |
なかでも皮膚の材料となるたんぱく質を意識して摂ると◎
スーパーで買える食材ばかりなので、いつもの食事に工夫して身体の中から妊娠線のケアをしてみましょう!
【妊娠中の方向け】妊娠線の予防方法を知って早めの対策を!
妊娠線を作らないためには、妊娠発覚~初期の早い段階で以下3つの予防を並行することが大切です。
|
すでに中期以降に入っている方も、今から実践すれば妊娠線の回避率が高くなります。
手軽に取り組めるものばかりなので、ぜひ対策しておきましょう。
【予防①】クリームやオイルで保湿して乾燥を防ぐ
妊娠線予防にも、クリームやオイルを使ったバストの保湿が最も大切です。
上述したように、妊娠中は肌が乾燥し妊娠線ができやすい状態。
しっかりと保湿しておくことで肌に弾力が生まれ、バストが大きくなっても皮膚が避けにくくなるんですね。
塗り方は、胸下~胸全体・デコルテまでクルクルと円を描くように広げればOK。
肌が温まっているお風呂上がりに塗るとより効果的です。
【予防②】マッサージで皮膚を柔らかくし断裂を防ぐ
クリームやオイルを胸に塗るのと同時に、マッサージも取り入れてみましょう。
以下のマッサージすることで皮膚が柔軟になり、断裂を予防できます。
|
ただし強くマッサージすると皮膚が裂けやすくなるため、優しくさするようにバストをマッサージしましょう。
「朝・晩」と2回以上、保湿とマッサージをセットで行うと効果的です◎
(参考:医療法人社団天翔会 恵比寿美容クリニック)
【予防③】マタニティ用ブラでバストの変化をサポート
妊娠中はマタニティブラを着用しましょう。
マタニティブラは通常のブラと違い、伸縮性が高くバストサイズの変化に対応しやすいです。
妊娠するとバストが大きくなるため、妊娠前のブラや通常のワイヤーブラでは締め付けが強く血行不良の原因になります。
血の巡りが悪くなると皮膚のしなやかさを損い、妊娠線ができやすい状態に。
妊娠中は専用のマタニティブラをつけて、胸の妊娠線を防いでいきましょう!
もっと知りたい!胸の妊娠線に関するQ&A
Q.胸に妊娠線ができやすい人の特徴は?
以下に当てはまる人は胸に妊娠線ができやすいです。
(出典:医療法人社団天翔会 恵比寿美容クリニック) |
皮下脂肪がある方・高齢出産の方は、肌の弾力性が落ちているので胸に妊娠線ができやすいです。
また痩せ方や小柄な方は皮膚の面積が小さいため、皮膚が伸びにく避けやすい傾向にあります。
上記に当てはまる方は特にしっかりとケアに取り組みましょう◎
Q.妊娠してないのに妊娠線のようなものができたのですがなぜですか?
妊娠中や産後でないなら、妊娠線ではなく肉割れの可能性が高いです。
肉割れは妊娠線と同様、皮膚の急激な伸びによって皮下組織が裂けてしまう現象のこと。
妊娠線と同様の現象は、急激に太ってしまった場合や成長が著しい場合にも見られ、肉割れ、あるいはストレッチマークと呼んでいます。
(出典:ACE CLINIC)
原因は妊娠ではなく体重増加や肌の潤い不足が代表的です。
肉割れも保湿で治る可能性が高いので、クリームやオイルを使ってケアすることをおすすめします。
胸にできた肉割れの原因や対処・予防法について詳しく知りたい方は以下を参考にして下さい。
>>胸にできた肉割れは治せる?原因と対処法を解説!【事前にすべき予防方法も紹介】
胸の妊娠線は保湿ケアでターンオーバーを促すのがカギ!
出産後に残った胸の妊娠線を消していくには、徹底した保湿ケアが大切!
肌を潤すことで弾力が生まれ、肌のターンオーバーを促すことができます。
妊娠線を消すには新しい皮膚をつくっていくしかないので、焦らず長期的にケアをしてみてくださいね。
妊娠中や産後は、肉割れだけでなくバストの型崩れが気になるという方も多数。
以下では出産後もキレイな胸をキープするための対策・予防法を詳しくご紹介しています。
>>産後・卒乳後にしぼんだ胸はバストアップできる!成功に導く6つの対策を紹介
>>妊娠中・産後のバストはナイトブラでケア!おすすめするワケと正しい選び方を紹介
スポンサーリンク